年は開けて2019年一月になっていた
なぜ淡路島
注:この回、ほんに写真少ないです・・・さっと描いたスケッチしかない・・・すみません
一月の半ばに知り合いの方のお芝居の公演があるので、じゃあその前後に関西方面旅行しようかなあ
淡路島って行った事ないや
行ってみよう!
くらいのいつもの軽いノリだった
淡路島で一泊、神戸で一泊して大阪で公演を観て帰る、というスケジュールにした
なぜ伊奘諾神宮
淡路島のグーグルマップを開いて、
「神社」
と検索してみた
ほぼ島の中心に大きいっぽい伊奘諾神宮が目に止まった(無知って怖い)
伊奘諾神宮https://izanagi-jingu.jp
というとこ、行ってみよう
沢山の神様達のお父さん神様伊邪那岐命が隠居された地に建てられたお宮らしい
車を運転してくれた友人と神戸から淡路島に入った
気持ちよく晴れていて、橋を渡る時わくわくした
北上して車から景色を見ていると、既視感があった
変哲ないのどかな景色だけどやけに見た事がある感じがした
立派な鳥居をくぐり、境内まで長い参道を歩いた
拝殿の後ろに本殿があり、なぜか本殿は柵があり参拝は拝殿からではないと無理そうだった
参拝した後に、柵のこちら側から本殿を視た
大きいぶくぶくの赤ちゃん
本殿お社の傍に、お社と同じ高さくらい(7メートルくらい?)の赤ちゃんの様なものが視えた
その赤ちゃんは右目が肉で垂れ下がって見えておらず、お腹にも肉が垂れていた
ぶくぶくに膨らんでいて、水死体の様にも見えた
AKIRAに出てくる鉄雄の最終形態に見た目が似ていた
鉄雄はピンク色だったけど、今目の前に視えているのは白い色をしていた
なんでこんなとこに赤ちゃん見えるのかな?
昔は奴隷の片目を潰したと聞くし、この神宮を建てるために人柱にされた奴隷の霊なのかな?
よくわかんないなー
と思いながら
本殿の裏にまわった
本殿の屋根から一直線に天に向かい白い光が何本も放たれていた
神社や神聖な場所では白い光が出ている事が多い
↑この後の経験で次第にわかってくるのですが、規則正しいフリル状のものは力が強い巫女の印です
おそらく何代にも渡り強力な巫女さんが神社を守護してくださっていると思います
本殿裏西側から東に抜けると、夫婦楠と呼ばれる楠があった
↑写真は伊奘諾神宮のサイトからお借りしました
元々は別々の楠だったものが結合した珍しい楠らしく、縁結びにご利益ありという事で木の下には縁結びを祈願する参拝客の方達が列をなしてお参りしていた
見上げながら背後から楠に近づき、ふと楠の横を見たら、
いた
さっきの本殿の横にいたあのぶくぶく赤ちゃん・・・
そして楠の傍にある看板が目に入った
夫婦楠の説明板だった
「蛭子大神を祀り」
のところで目が釘付けになった
このぶくぶくの赤ちゃんは蛭子大神だ
そして、足腰が立たなかった為に葦で作った舟に乗せられ、川(海?)に流されてしまう
だから、ぶくぶくなんだ・・・
皆んな目的は違えど蛭子の居るこの大楠に手を合わせて居るので、蛭子は大きく、白く、神様としてそこにいた
どうして私も他の兄弟と同じように神として祀られていないのか
どうして私は父母に流されたのか
無念の思いがどんどん私に伝わり、涙が止まらなくなった
蛭子が呼び込んで居るのか、楠に沢山の水難で命を落とした人、海に沈められた巫女、水子の霊がいる気がした
楠についているのはまだ神になりきれていない水に関係する事で命を落とした霊魂のように感じた
かわいそうで、涙が止まらなかった
参拝客も途絶えてじっと楠を眺めた
楠の表面に漢字が八つ程浮かんで来た
全て水に関係のある言葉
川
河
しか読み取れなかった
どのくらいそうしていたのか、覚えないけれどかなり長い間楠に漂う悲しさを感じていた
「伊弉諾神宮を中心とした太陽の運行図」を写真に収め、ホテルでぐったりと疲れてしまい、夕寝してしまった
伊弉諾神宮を訪れた事が、主に龍を中心として視えていた私に訪れた分岐点だった
半分神様半分霊魂みたいなの視えるんだなー
とぐったりしながら思った