実録霊性開花日記

e-mail camphor.eri.project@gmail.com 山楠えり 2018年7月にセドナに一人旅をして何かが開花して帰国

二月の京都・二日目 段階

安井金比羅宮・すずやかに

朝起きて、今回の京都旅の本来の目的である縁切り神社
http://www.yasui-konpiragu.or.jp
に向かった
裏の方から行ったので、ちょっと迷ってしまったけれど午前中なのに結構参拝客がいた

最初に形代(かたしろ)に縁を切りたい人の名前とどうやって縁を切りたいのか、具体的に余白に書いた
この神社は色々と謂れがあり、具体的に縁を切るプロットを立てないと少々強引な感じで縁が切れるという





伊藤三巳華さんのスピ散歩という漫画でこの神社の事が描かれていた
肝心の穴をくぐるこの「縁切り縁結び碑(いし)」は、行列が出来ておりじっくり視るという事ができなかった

更に自分の番になり、一人で行ったので荷物お願いとか言う知り合いもいないし、
きゃー意外と穴小さいじゃんくぐり抜けられるかしんぱーいみたいな軽口を叩ける相手もいず、
この京都旅最大の念じ方で縁切りをお願いしようと思っていたけれどそんな余裕もなく、ワタワタとバッグを手前に立てかけ、ワタワタとくぐり、
ワタワタとこちら側に戻ってバッグを手元に置いてホッとしてそれから順番がおかしくなってしまった・・・
と思いつつ縁を切りたい相手の名前が書かれた形代を碑に貼った

なぜか穴のくぐり抜け最中に膝を立ててしまい、膝を負傷した

やはり人がいると全然集中出来ず、それどころか焦ってしまう

「縁切り縁結び碑(いし)」には行列か出来ていたけれど、
本殿が後ろにある拝殿の辺りは、人がそんなに居なかったので膝はじんじん痛むけれどじっくりと参拝した





伊藤さんの漫画では下半身が蛇の巫女姿の女性達がにこにこと沢山出て来た描写があったけれど、私には下半身の蛇のにょろにょろ部分しか感じ取れなかった

それでも女性だけという感覚はあった

お祀りされているのは崇徳天皇大物主神と言う事だが、今回このブログを書くにあたり安井金比羅宮のサイトを見たら崇徳天皇の寵姫阿波内侍(あわのないし)がここに住んで居た事があると言う
その時のお付きの人達なのかな、と思った
阿波内侍は崇徳天皇の寵愛を受けながらも天皇は讃岐に流され、阿波内侍の身内も次々と斬首になった
その後落飾し寂光院に移るのだけれど、崇徳天皇の安否を思いながら身の回りをする女官達とずっとここで女性だけで住居を守って居たのかも知れない

にょろにょろの気配を見ていると、まるで女子校みたいな、厳しめな体育会系の先輩女子がいる部活みたいな、そんな雰囲気があった
にこにことしてくれてはいるけれど、これ何かルール破ったらとても怖いんだろうなーと思った

よろしくお願いします、と心の中でお参りすると、


「すずやかに」

という言葉をにこにことしながら仰った

すずやかとは後で調べたら「涼やか」で、すがすがしく、さわやかな様を言うという

Be coolという事なのか・・・?

伏見稲荷大社・威厳

伏見稲荷大社http://inari.jp
は言った事がなかった
なぜ伏見稲荷大社に行ってみようと思ったのかも思い出せないけれど、なんとなくだ

なんとなく=直感なのでそれに従った方がなんだかいい様な気がするというのは開花後に会得した

Instagram等でフォトジェニックな千本鳥居を撮影しているのは見かけては居たけれど、
こんなにこんなに、こんなに海外からの観光客が多いとは・・・




千本鳥居を抜けたところに、値上がりの松という根本が屹立して片膝を立てている様な松がある
根本の部分で伐採されてはいるけれど、まだ生きている松で株関係の会社の方がお参りに来られるという
また跪いて見える事から、お祈りをしている姿になぞらえて病気平癒祈願を昔の人はしたと




まだまだ稲荷山を登る前で元気だったので、何の気なしに値上がり松をお参りしてみたら、見た瞬間に涙が出てきた

人々の健康への願いとそれに応えようとする優しい松の雰囲気があって

なんて優しいんだろう・・・と思った

涙は止まらなくて右側だけ出た


ここら辺から、深くつながる事が出来ると右目から涙が出る
より深くつながると両目から涙が出る事に気が付いた


涙を拭いて何事もなかったかの様に平静を装い、いよいよ稲荷山に登る事にした

「稲荷山は登るのが大変で、途中でみんな脱落してしまう。けれど頂上付近にはたくさん石があって・・・」

と夫が言っていた
登った事ないのになぜ知っているかというと仕事で調べたらしい

登るの大変、頂上には石・・・

最初の方にあったお社にお参りすると、お稲荷さんがお稲荷さんのまま出てきた

上賀茂神社女形の様な感じとか、八坂神社の元気なタメ口の男の子の様な感じは一切なく、プライドの高そうな感じだった

京都に行った時は真冬の二月にしては晴天に恵まれて、この日もとても天気が良かった

稲荷山中腹くらいの四つ辻と呼ばれる辺りで汗が出てきて、頂上の一の峰に行くまで絶対下山出来ない・・・でもキツい・・と自分の心の葛藤があった

確かに一の峰の辺りにはもう人もまばらで、ほとんどのショートカットして分岐点で下山して行った

とうとう一の峰まで登りきったが、疲れているのと一の峰で記念写真している参拝客の方達が結構いて、一の峰のお宮はお参りしなかった

少し下ったところにある二の峰は人もいなかったので、ゆっくり参拝した


やはりお稲荷さんはお稲荷さんの姿だった

伏見稲荷のお稲荷さんが飾られているお社ではお稲荷さんが

「励め」

「勤しめ」

と厳しめな口調でお言葉をくださった

ここでは知ってるー! の様な連絡網は存在しない様だった

まるで学校の様だな・・・生徒同士は情報交換するけれど先生はもちろんそんな事知らない(もちろんこの場合伏見稲荷大社のお稲荷さん達が先生)


二の峰で参拝した後、またもや気付くのだった

私、会話出来てるじゃん・・・

もし霊能力に段階があるのだとしたら、

龍や蛇を感じるのが第一段階だとしたら、

お稲荷さんと会話する事は次の段階に進んだのではないのだろうか?


私は友達の待っている三ツ辻まで急いだ