実録霊性開花日記

e-mail camphor.eri.project@gmail.com 山楠えり 2018年7月にセドナに一人旅をして何かが開花して帰国

山を育てるチヅルさん④ 夢

「あのね、夢を見たの」
まるでAKIRAに出てくるキヨコの様な始まりの動画が送られてきたのは、
2023年二月の鍋倉山に行き東京に戻ってすぐの事だった

その動画は一緒に山を登ったKさんの息子さんが語り出した、昨晩見た夢の内容でこれは!! と息子さんの母(Kさんの奥さん)がピンと来て動画に撮ってくれたものだった

「夢を見たの なんかね、多分グリシーヌの裏の山なんだと思うんだけど・・・そう鍋倉山 鍋倉山が浮かんでて島見たくなっていて、その他は海で向こうの島との間に橋がかかってるの そんでね、鍋倉山に滝があって 滝のところに仙人みたいなひげのおじいさんがいるの で、僕達の他にパパとかママとかグリシーヌの人達がいるんだけど、鍵をグリシーヌの人達に渡すって言うのね 鍵を開ける時呪文があって『天上天下コンパス』って唱えるんだって それでね、UFOがね・・・」

この動画を送ってきてくれたチヅルさんといつもの様に謎解きが始まった

え「そういえば、鍋倉山に登った時にかごめかごめの歌がやけに頭の中で再生されてたんですよ」

チ「籠目・・・六角形だね」

え「六角形の中に人が入る事で何かが発動するんじゃないかと・・・それと、天上天下コンパスって天上天下はコンパスで指し示される、つまり北と南なのかも」

チ「北と南だね」

え「鶴と亀って、もしかしたら方位を示す朱雀と玄武の事なのではないのかな 天地がひっくり返る、みたいな事なのかも 男性優位が女性優位になるとか、とにかく今までの常識が覆るような事が起きるのかも知れないですね」


チ「えりちゃん数年前にフェイスブックで千の表札のある扉の鍵開ける夢見た投稿していたよね 千て、千鶴の千だから気になっていた」

え「なんか、何かが開くのかもですね! 」

そんなやりとりをした数ヶ月後、今度は林幽弦さんと今年の二人展どうしようかの話し合いを電話でした
いつもゆるーっと決まるこの二人展、私は鍋倉山やロロロの話やKさんの息子さんの夢の話をした
そしたら幽弦さんは予想だにしない話をし出した

幽「えええっ・・・俺さ、つい数日前煙草吸ってぼーっとしていたら急にメッセージが降りてきて『鍵を書け 沢山書け それを展示しろ そうしたらその鍵の意味がわかる人がそれを観に来る』って言われたんだよ」

え「何この偶然・・・」

これはもう鍵をテーマにするしかないねっと事で2023年夏の二人展は「鍵」にした




私はなぜか前方後円墳が描きたくなり、沢山描いた

鍵穴と同じ形をしている

それは描いた後に気が付いた


何の鍵なのか、鍵が開いたのかはその時はわからなかったのだけど半年以上経った今は何かが始まった感じがしてならない

山を育てるチヅルさん③ナナ

2022年の夏の二人展で、どうやらチヅルさんが育てているらしい・・・とわかったのだけど、
グリシーヌのカフェ部分で山を背にして座っていると山の気配を感じる事があった

背中とか首の後ろとか、人体の背面は受信機の感度が高いのだと思う

気配はカフェ部分の天井を通り、展示中の作品の上を通り抜け、山から一直線にどこかへ向かっていた
なななななんだこれは! と後ろの方を振り返ると、山から巨大な胴体の鱗を持つものが一段、二段くらい立ち上がっていた
龍?
なんだか紙風船のような質感の、青森のねぶた祭りの山車みたいな感じだ

実はこれと同じ様な質感の龍を見た事がある

京都の貴船神社奥宮だ

京都の貴船神社奥宮でも、初めて訪れた時はトカゲみたいな顔の女の人がいて、
camphoreriproject.hatenablog.com

二度目に訪れた時は紙風船みたいな質感の龍が立ち昇っていた

貴船屋宮 この岩の下に貴船が隠されているとされている

山、トカゲの顔の女の人、紙風船のような質感の龍・・・

この共通点はなんだろう

夏の二人展を終え、半年ほど経った2023年二月
「山の話をしたら、エリちゃんと私と三人で山に行きたいとKさんから言われたんだけど、宇部来ない?」とチヅルさんからお誘いがあった
Kさんとは面識があり、浪曲をされている方だ

さしたる用事もなかったので、グリシーヌを訪れる事にした
そして朝早く、Kさんと私とチヅルさんとで鍋倉山に登る事になった

ここで分かったのだけど、異性である男性と行くと山の男性性女性性がはっきりわかる
登ってきた側から見て下手が男性で宮地嶽神社を真ん中に挟み上手が女性っぽい

男性ぽい方

そしてさらに分かった事がある
誰かと行くとその人に分かりやすい記号や音や字でメッセージが来る

例えばKさんはリズムが(私に音感がないのでもはや再現できない)、
チヅルさんには数字や記号で伝える チヅルのチは千であり地だ、というメッセージが来た
それを二人に伝えていく

一番上手の権現様に「千」と書かれたお酒がお供えされてる

夏は草が茂っていて近づけなかった気になる場所に容易に行けた
気になる場所は上手の神社のある所から見て二段三段低くて平たくなっている所だ
そこには木が生えている
木の形は今まで見てきた宮津真名井神社や御許山の木に感じが似ている
いずれも平たい所にポツンと生えている木
そして木が捻じ曲がっているのだ

その木まで行ってみよう! という事になりごつごつした足場を慎重に歩いて下った
チヅルさんが「この木七股に分かれてる!」
と言った

「7が気になる」
とチヅルさんはずっと言っていたので、二人でおおおとなった
チヅルさんが7の話をするたびに、六芒星の真ん中に点が打たれているビジョンが浮かぶ
私は七股に分かれた木の真ん中に入ってみた
ちょうど人が入れるような平らになっている部分があった

気になる木

女の人の歌声が聞こえてきた

「・・・・・せよ ス ス ス ス」

いつもはこの山にトカゲの顔の女の人が一人で祭祀をしている
だけど年に何度か大事な日は複数の女の人が集まり、この木を取り囲み特別なお祈りをしている
そんなビジョンが浮かんできた

歌声の点々の部分は何を言っているのか聞き取る事が出来なかった

もしかしたら特別なお祈りの日に集まる女性は六人で、真ん中に一人座るのかも知れないなと思いつつそろそろ山を降りようかという話になりいつもは行かないルートから降りる事にした

そしたらそこに廃屋になっていると思しきお寺があった
お寺の横には立派な石碑
インドで修行していたKさんと関係があるお寺のようで、Kさんは興奮気味にお寺の開祖の方について語っていた
インドと山口県の山の共通点に驚いていると、三人ともふと石碑の向かい側に建っている石二つに目が行った
大きめな石と小さな石
二つとも墓石で、小さな墓石の方には「犬の墓」と書いてあった
三人の立っている位置からだと裏側墓石の裏側だったので、なんとなく表に回った

色んなシンクロがあるKさんは興奮気味に大きい人間用の墓石を見て
「家紋が上がり藤だ! うちの家紋は下がり藤だから、上がり藤と下がり藤でゼロ磁場だー!!」
と嬉しそうにしていた
それを見て私とチヅルさんは微笑んでいたのだが、小さな犬用の墓石に
「ナナ」
と刻まれているのを見て三人で大歓声を上げた

チヅルさんには数字や記号で伝える

たどっているルートは確かだ、間違っていないという証としてそういうサインで来るのだろう

そのサインを見逃さない自分でありたいなと思った

山を育てるチヅルさん②ロロロ

2022年夏、かくして二人展は開催された
開催期間は約一週間あるので幽幻さんとコメダコーヒーに行ってシロノワール食べたり、接客したり、だらだらしたりした
三日目あたりだったか、グリシーヌオーナーの涼子さんが不思議な事を言った

「昨晩ね、食事から帰って来て鍋倉山を見たら山の上の方に五つくらい光があったの」

「一緒にいた人にほらあそこ! と指さしても全然見えてないようで・・・山の上に電灯なんてあったかなあ」

オープニングパーティーの時に夜登ったけど電灯は点いていなくて皆でスマホの灯りで登った記憶がある

「というわけで、山の様子をエリちゃん見に行ってきて!」
とチヅルさんと涼子さんにミッションをもらい、客足の途切れた二人展三日目に鍋倉山に向かった

やはり夏だから草の勢いがすごい

山のメインの神社、「宮地嶽神社」の鳥居をくぐりお社へと進む
お社の前で手を合わせる

すると、
「ロロロロロ・・・」


音が右上から聞こえてきた

ろろろ・・・?
ってなに・・・?

「ロが三つだ」

音の次はこんな映像が浮かんだ

手を合わせたまま

「ロが三つってなんでしょう・・・?」
と聞いてみた

「あの者に言えばわかる」

わかりました伝えます
と心の中で約束をして帰る事にした

本当は右側にある権現様と呼ばれている小さなお社や、その下の方にある木が気になったのだけど草が生い茂り行けなかった

鳥居を抜けた帰り際にトカゲ頭の女の人の気配がした
気配がする左側を見ると、そこだけ平らな空間があった

ここでずっとずっと昔にトカゲ頭の女の人がたった一人で何か祭祀をしていた

そんなイメージが浮かんだ

そしてその人はチヅルさんのずっと前の前世な気がした

グリシーヌに戻ってカフェコーナーで仕込みをしているチヅルさんに早速報告した

「あの、ロが三つだそうです」

「ロが三つぅー?!」

私はたった今自分が見えた事感じた事を話した

「で、あの者に言えばわかると言われまして・・・」

「うーんもうちょっとヒント欲しいよねえ」

と苦笑するチヅルさん

確かに・・私もそう思います・・・

とその時は思った


その日の夕ご飯は幽弦さんと宇部の美味しいお刺身とお酒で酒盛りをした
展示するアーティストは病院跡地のギャラリーの別フロアの部屋で宿泊ができるのだ
チヅルさんは同じフロアに部屋を持っていた
宿泊者共有のキッチンダイニングがあり、そこで幽弦さんといた時だった


「ロロロわかったー!!」

とチヅルさんがダイニングのドアをバーンと開けて入ってきた

いつも仕事後に自分の部屋に入ると全く物音を立てないチヅルさんが・・・
異次元に行ってるんじゃないかと噂が立つほど静かなチヅルさんが・・・

「ロロロ・・・わかったんですか?」

まあまあ、私もお酒もらおうかなとチヅルさんは椅子に座った
手には昨日見せてもらった数霊(かずたま)の本を抱えていた

数霊というのはどうも物事の名前をカタカナにしてさらに数字に変換、その合計数でキーワードや属性がわかるみたいな事らしい
ヤマグスエリとヤマクスエリだと数字が違ってきてね・・・と説明してもらっていた(ごめん忘れた)

お酒を一口飲んだチヅルさんは、間をおいて言った

「ロは42 、ロが三つで126、126はチヅルと一緒なの」

神様、神様のような存在はその人に一番わかりやすい方法で伝えるんじゃないかなと思っている

つまり

「チヅルの山になっているよ」

と伝えたいのだと思った

チヅルさんからは榊を植えたくらいしか聞いてなかったけど、様子が変わっているのは明らかだった
それを伝える者が来たので、当人にわかりやすい方法でサインを送った
それをチヅルさんは見事に読み解いたのだ

因みにチヅルさんのつむじは前髪の辺りに三つある
ちょうど先ほどの図のように・・・


 この話まだまだつづくよー(あ、電灯は宮地獄お社そばにありました ただし一つだけ・・・)

山を育てるチヅルさん①鍋倉山

私とチヅルさんとの出会いは2019年の吉祥寺エスカリエセーだった
チヅルさんはギャラリーであるエスカリエセーを手伝っていて、常に帽子を被っていて何かを超越したような人だ
実は100年生きている魔女なのではと思っている

展示を手伝ってくれるチヅルさん

彼女は俯瞰で物を見れる人
私はプレイヤー
みたいな印象をいつも抱く
そして私はチェスの駒で彼女はそれをどこに動かすか考えてるイメージが頭に浮かんでくる

2022年の夏に書家の林幽弦さんと二人展をするべく山口県宇部のグリシーヌに向かった
グリシーヌは吉祥寺エスカリエセーのオーナーである涼子さんが故郷に作ったギャラリーで、私がここを前回訪れたのは2020年のオープニングパーティーだった

2020年の時は私は足を骨折しているのも関わらず、
グリシーヌのオープニングパーティーに参加し、しこたま飲んで酔った挙句に周りの人に
「山に行きましょうよ!」
と誘い本当に夜に山に登った(その時の話はいずれどこかでするつもりです)


山というのはグリシーヌの裏にある鍋倉山の事だ
山といっても、丘の様になっていて頂上まで数分で行ける
そしてなぜだか神社がいくつかあるのだ

初めて登ったのは2019年だったと思う
グリシーヌはまだオープンしておらず、私自身も全然まだ経験値が少ない頃で、なんだかこの山やたらと神社あるなーぐらいにしか思っていなかった

話は戻り2022年の二人展開催前日に、ウェルカムディナーという事で皆でテラスのテーブルでご飯を食べる事になった
母屋とその裏にある鍋倉山が見える
夏の夕闇から闇になった
酔いが回ったところで先ほどから気になっている事を隣に座っているチヅルさんに言った

「なんだか山の様子変わりましたね」

チヅルさんがパッとこちらを見て嬉しそうにした

「わかる?!」

わかるってなんだろう・・・と思いつつ

「今までは色んなものがざわざわとしているイメージだったのに、リセットされたような・・・リセットされているけど霊的なものはゼロじゃない感じ むしろ増してる感じです」

「そうなのよー!」

とチヅルさんはますます嬉しそうにした
いつになく感情をあらわにしている事に戸惑いつつ、山で何してんすかーと茶化しながら話題にのぼってる山の方に視線を戻した

と言ってももうすでにすっかり日は落ちてわずかに山のシルエットがわかるくらい

その時、山の下の方が光った

白い一つの光が星の様な輝きで光った

「えっ・・・今、山光った・・・」

どこどことチヅルさんが言って、二人でもう一度光らないか凝視した
電灯もない、動物でもない
何か反射するものもない
ただ、

「冬にあそこら辺に榊を植えたんだよ」

とチヅルさんが言った

謎すぎる・・・と思ったけどチヅルさんの不思議さに慣れているので榊を植えるチヅルさんを想像して全く違和感ないなーと思い直した

「大調和!! って言いながら植えたんだよ」

やっぱり謎である

 つづくよー

龍について

私のブログ記事で多く読まれているものの上位にいつも
江ノ島の龍 ここから始まる神社巡り」
がある
皆んな龍について興味があるのかなと思う

誤解を恐れずに言えば、龍はビギナーでも見えてしまう
龍は自然のエネルギーで、うねりだから

なので私も初めて見た不思議なものは、龍だったのだろう

龍からお稲荷さん、霊、神様と段階を踏んで通じるようになった

ただし龍にも例外はある
人工的に作られた龍だ

人工的に龍を作るのって、おそらくなかなか出来ない

私が訪れた中で
「これは誰かの意志で作られたなあ」
と感じるのは、

京都の貴船神社奥宮

船が埋められているという石から神社の境内を眺めた時に、空中に紙のような質感でふんわり龍がいた

江ノ島や室生龍穴神社のあの生々しい、荒々しい感じとは全然違っていた

そしてもう一箇所
山口県宇部の鍋倉山
まさに龍が造られ始めている、そんな時に宇部を訪れた

この龍についての考察は今後もしていきます

画像は去年の宇部のギャラリーグリシーヌで行った作品展の時に展示した龍の絵

江ノ島の龍と宗像中津宮のお宮をぐるりと囲むようにいた龍の絵です