気になる、蛭子様
ぐったりとベッドに倒れこんで仮眠したら少し元気になったので、蛭子=恵比寿さんについて調べてみた
伊弉諾命と伊邪那美命の間に生まれた最初の子
詳しくは書かれていないのでどのような状態だったのかは後世の人々が推測した
一説によると胞状奇胎だったとも言われてる
三年経過しても足腰が立たなかったという記述もあるそうだ
では三歳頃に葦の舟に乗せられて流された?
兵庫県西宮市に漂着したと言われている
西宮市は人形劇が盛んだったので蛭子大神の逸話を劇にして広まっていった
海からの漂着物を神と崇めたのと、インドから伝わった恵比寿と蛭子が融合し、同一神として祀られている事が多い
イラストで蛭子=ヒルコが描かれたものも見たが、あの楠の横にいた赤ちゃんとはどれも違う気がした
次に、淡路島で蛭子神社があるのか調べてみたらかなりの数があった
私はそのうちの一つの岩樟神社
http://www.awaji-web.com/index.php?sightseeing_iwakusu-jinjya
に行ってみる事にした
絵島のほど近くにあり、私達以外誰も参拝客がいなかった
説明板を読んだら、岩屋(洞窟)は昔はもっと奥まであったらしい
その岩屋の前に立ち、中の暗闇と波長を合わせてみる
赤ちゃん・・・しかも健康じゃない感じ
亡くなってからこの岩屋に連れて来られた?
岩屋に「不育なもの」「命がなくなってしまったもの」を納めに来ている感じがした
この岩屋は、ずっと昔はそんな使われ方をしていたかも知れない
後世になってから、お母さんの様な存在がここを護っている
薄暗い岩屋はそのお母さんの存在が現れた事で少しだけ温かい印象になった
その存在の来ているものから、ずっと昔ではなく飛鳥とか奈良時代なのかなと思った
お母さんの様な女性の姿を見ていたら
「ぬばたまの」
という言葉が頭に入って来た
・・・・・・・・・・・・・
ぬばたまってなんだっけ・・・汗
と思ったけれど万葉集とかで使われる和歌の言葉だよね、てことは最初にこの岩屋に赤ちゃんや「不育なもの」が納められる様になってから随分時間が経ってからこのお母さんの様な存在はやって来たのかな
と思った
このブログを書くにあたり、岩楠神社の説明板の写真を見たら
「昔の風習から、現在でも古びた祭器や御神体を納受する場所になっています」
という一文があり、なんとなく私の中で繋がった気がした
ぬばたまという言葉を後から調べたら、
射干玉という植物の黒い種子の事だった
黒い事から黒色に関係する、連想させる言葉の枕詞として使われるらしい
ぬばたま‐の【射=干玉の】
[枕]
1 「ぬばたま」のように黒い意から、「黒」「夜」「夕」「宵」「髪」などにかかる。うばたまの。むばたまの。
2 夜にかかわるところから、「月」「夢」などにかかる。
その言葉はこの薄暗い洞窟には、ぴったりの言葉だと思った
