実録霊性開花日記

e-mail camphor.eri.project@gmail.com 山楠えり 2018年7月にセドナに一人旅をして何かが開花して帰国

六月の伊勢・一日目 前編・変化球

なぜ伊勢

四月の事だった

「伊勢リトリートするわよー! えりちゃんもちろん参加でしょ」

といった内容のメッセージが先輩霊能者Yさんから届いた

発起人は先輩と先輩が毎回不思議な話をする飲み会の会場である吉祥寺Eのマダム、R子さんの二人だ

友達夫婦も行きたいと声を上げ、当初は六人という大所帯で行くはずだった

六月の開催日が近づくにつれて、諸事情で三人になった

先輩と、私と、バリバリのキャリアウーマンなのに魔法学校に行っていた事があるJさんの三人だ

実は私は伊勢神宮に行った事がない

「うそでしょ」

と先輩はゴミを見る様な目つきで私を見た

「去年からこうなったのでそれまで全然神社興味がなかったし、伊勢神宮は恐れ多くて私なんかが行ってもいいのかなーと思っていました」

「宗像から伊勢はいい流れよ」

確かにそうかも知れない

宗像三女神天照大神が誓約の際に誕生した神様達だし、どう見ても沖津島にいらっしゃる長女の方が外国人の様な風貌で、次女の多岐都姫との関係も謎が深い

お母さんである天照大神はどんな感じなのかなーと、宗像に行った事で伊勢神宮に俄然興味が湧いてきた

旅程はYさんにお任せで、全然どこに行くのかわからなかったけれど、
一日目はいわゆる内宮下宮には行かないらしい

三人で待ち合わせをして新幹線に乗り込んだ
今回はJさんが車の運転が出来るのでありがたく同乗させてもらい、車中はYさんの立て板に水の様なトークに爆笑した

雉(きじ)

「まず瀧原宮
https://www.isejingu.or.jp/about/naiku/takihara.html
に行くからね。あ、お参りの前に生の雉を食べるのよ。それがしきたりだから・・・血がついててちょっとグロテスクなんだけどね・・・お参り行くからには必ず食べないといけないの」

とYさんは車の中で言った

へー雉を食べるのか・・・・確かに色々と調べ物をしていると雉がどうのとか古事記日本書紀に出てくるもんなあ・・・
と納得した

程なくして瀧原宮前の「キツツキ」という食事処に到着した

「えりちゃん、雉ありますかって聞いてきて」
とYさんは催促し、きっと特別なものだから頼まれたら出てくるんだろなーと思ってお店のおばさんに尋ねてみた

「雉ありますか(キリッ」

「は? キジ?」

「雉です・・・雉は置いてないですか(キリッキリッ」

「キジはないですねー(何この人・・・」

振り返ってないそうですとYさんに報告したら

「あるわけないじゃん」


と言われた・・・・・・・・

壮大な嘘だったらしい・・・・・

うん、普通にこの人こういう事する・・・・・・


普通にお蕎麦を食べていよいよ鳥居をくぐった




瀧原宮

瀧原宮若宮神社、長由介神社の順にお参りした
お宮が隣接していてとても綺麗なお宮だった

回る順番もお賽銭の額も全部Yさんの支持通りにした

長由介神社の歌声

長由介神社であれ・・・と思った

川のせせらぎの音が大きくなった気がした
そして歌が聞こえてきた

どうしても気になったので、動画で自分で歌ってみた
落ち着いた男の人数人の声だった

伊雑宮

次に伊雑宮
https://www.isejingu.or.jp/about/naiku/takihara.html
に行った
ここもお賽銭や作法などYさんに教えてもらった



Yさんは神様からの情報が一気に来るという
私はそうではなく、徐々に徐々に情報が来る

なのでYさんはお参りが終わるとすぐにサッと次の目的地に移動する

それでも天照大神の御霊を祀るお社で左右からの渦巻きの様なものを感じた




二つの異なるものが融合して何かを生む




Yさんはサクサク歩いて林の中に入って行った

私とJさんも後に続いた
林の中には、楠の大木があった




しかも二本

奥にある楠は男性的で、手前にある楠は女性的な感じがした


私達はこの二本の楠を触ったり眺めたりした


女性的な方を触っている時だった


「来い」

えっ・・・

慌てて聞いてみた

どこにですか・・・?




「もう一度社に来い」

先ほどの天照大神の御霊を祀るお社の事だと思った

もう帰ろうとしている二人に断ってから、急ぎ足で伊雑宮に向かった

周囲には誰も居なかった

来ました

とお社に向かって告げた


「たぎつの子」

まさかそんな事を言われると思っていなかったので、呆然としているともう一度


「たぎつの子」


と言われた

一礼して鳥居を出た


多岐都姫って子ども、いたっけ・・・と思いながら先輩達がぶらぶらしていた水田の方に向かった


あと数日で田植え祭というお祭りがあるという


水を張った田んぼが綺麗だった


旗を直しに来た地元の方に色々と教えてもらった


東京に戻って来てから伊雑宮の田植え際について調べていると、YouTubeに田植え祭の動画があった

お祭りの際に子供達が歌っている歌が、瀧原宮で聞いた節回しにそっくりだった
(個人の方の動画みたいなのでアップは控えます・・・ご興味ある方は探してみてください)