実録霊性開花日記

e-mail camphor.eri.project@gmail.com 山楠えり 2018年7月にセドナに一人旅をして何かが開花して帰国

八月セドナ再び

夏の家族旅行

興奮気味に語った甲斐があったのか、夫も娘もセドナに興味を示した
もともと八月に夫と私とで夏休み中の娘の留学先を訪ねて、
その後三人で西海岸をゆるゆるとまわろうかという計画を立てていた
西海岸を変更してセドナに行こうとトントン拍子に決まった

高原の様な気候の娘の留学先で何日か過ごした後に、飛行機で一時間程の距離のフェニックス空港に着いた
送迎のドライバーさんは七月の時と一緒で、今度は家族で来たんだよ! と説明したら喜んでくれた
彼は全くそういったスピリチュアルを信じないけれど、彼の恋人の話や荒涼とした砂漠にあるお金持ちの子息が通う全寮制の学校の話などして楽しかった

休憩の時に、前の席に座っていた日本人女性に話しかけられた
「さっきドライバーさんと不思議な体験の話されていましたけど・・・したんですか?」
と聞かれたので先月私の身に起こった事を手短に話した
その女性はKさんというほっそりとした方で、自分を見つめ直したい、不思議な体験がしたいという事で単身セドナに来たらしい
そうかー・・みんなそういう理由で来るんだなあ・・・
Kさんの名刺をいただいて、それぞれの宿泊先で降ろしてもらった

今回は家族旅行という事で、宿泊先も美しいけれど都度都度チップが必要な所だったり、気難しい夫とマイペースな娘の間でやきもきしていたのであまり不思議な事は期待していなかった

先月も行ったけれど今回は日本人ガイドさんだったのでナバホネイションの時差の謎が解けたホースシューベント&アンテロープキャニオンのツアーに行った

その帰り、前回原人みたいな男女の映像が見えた辺りで同じ様にうとうとしていたら、電気風呂に入った様にビリビリと身体が痺れた
痺れたけれど眠いのでそのまま痺れさせておいた

紫色の建物

次の日は夫と女子チームは別行動という事で、私と娘は娘が希望するサイキックリーディングを受けるべくショッピングモールの横にある紫色の建物を訪れた
前回この前を通りかかった時に、どうやらここはパワーストーンだとかそういう関連のショップとサイキックリーディングをしているらしい事を知った
思った通り、カウンターでリーディング受けたいのですがと申し込んだらすんなりと予約できた
今日はリーダーさんが一人しかいないらしい
程なくして呼ばれて、まだ娘は英語が不完全なので二人だったらなんとか聴き取れるかも、と私も同室にいさせてもらう事にした
サイキックリーダーさんはどう見ても女装した男性に見えたのだけれど、娘はずっと背の高い女性だと主張していた
真偽の程は分からないしそこはどちらでも良いかも知れない
リーディングの内容は、私がMMさんから受けた様な衝撃はなかった
けれど所々確かにそう、みたいなとこはあった
30分程のリーディングを終えたら、カウンターで店員さんがジャパニーズと言った
他の店員さんに何かジャパニーズがどうのと話し合っている
「ジャパニーズが、どうかしましたか?」
と聞いてみると
「このショップに日本語を話す人は居ないかと聞かれたんだけどね、居ないんだよね」

「日本語を話す人が必要なんですか?」
と尋ねたら、後ろから日本人と思しき男性が現れた

「日本人ですか?」
「そうです」
「実は占ってもらいたいんだけれど、英語全然わかんないから通訳みたいな人いないかって聞いてみたんだ」
と軽い口調でその男性は言った
「私と娘で良かったら、拙いですけれど通訳しましょうか? さっき娘がリーディングしてもらったので感じがわかるし」
と申し出た

全く知らない人の相談事に同席するなんて、しかも娘二人で英語を必死に通訳するなんて、とても面白い体験だった
その方は車が運転出来る方だったので、お礼にという事でホテルの近くまで送っていただいた
車内でお互いの事を手短に話すと、やはり彼もいいなあ不思議な体験したいなあ俺も、と言った
みんなそういう経験を求めて来るんだねえ・・・と今更ながらに知った

今のところ私もビリビリしか不思議体験今回ないけれど、家族でこんな広大な絶景な所で過ごすのもいいものだなーと思った
セドナの人達は基本的に皆フレンドリーで優しくて好きだ

バーシングケイブ

最終日にはまたもや別行動で、私と娘はガイドのAさんの旦那さんのSさんに引率してもらって、バーシングケイブに行く事にした

バーシングケイブは公の観光スポットではないので、あくまでも私的に行ったという形での案内だった

案内板はもちろんないけれど、Sさんは迷わずにスイスイと進んだ

Sさんはネイティブアメリカンや南米の先住民から儀式などを教わり、絵も描いたりするらしくとても自然体で優しい雰囲気の人だった

バーシングケイブなら、Sの方が適任だと思いますとAさんが推していただいて今回Sさんにお願いする事にした

緩やかな山道を登って行くと、眼前に岩山が見えてきた

岩山の中央に人一人座れるくらいの穴が空いている

ただその穴にたどり着くには、急勾配の岩を登っていかないといけない

最初に斜めに進んでから、手と足を使って穴までたどり着いて最後は軽くジャンプしないと登れない感じだった

娘がまずチャレンジした
SNSに写真をアップしたいお年頃なので斜めのフチの辺りで散々写真撮ってー!! と言ってポーズを取っていた
穴まで登るのも、Sさんがかなり手助けしてくれてしまいにはSさんの太ももに足をかけて上がっていた
出来なーい!! を連呼して、穴に座れるまで30分くらいかかったと思う

娘が穴に座ると、Sさんはリュックからシンバルを取り出し、それを綺麗な音色で鳴らした後に笛を吹いてくれた
岩山を登る所にうまい具合に四畳くらいの平らなスペースがあり、Sさんはそこで演奏してくれていて、
私はそこから3メートルくらい上がった所、娘は私の位置からさらに4メートルくらい上がった穴からSさんの演奏に耳を澄ましていた

演奏が終わり、娘がゆっくりと平らなスペースまで降りてきた

いよいよ私が穴に座る番が来た



↑穴に行く前のフチ