実録霊性開花日記

e-mail camphor.eri.project@gmail.com 山楠えり 2018年7月にセドナに一人旅をして何かが開花して帰国

漫画 契約

お久しぶりです

文章面倒! 口頭での説明も煩わしい!

という事で個展の時に漫画を乱れ描いたのですが、これブログにアップすればいんじゃね?

なんかもったいないし

とズボラなアイデアが閃いたので描いたものをアップします

今回のお話はちょうど一年くらい前ですかね

先輩霊能者Yさん宅で初期の頃はヒーリングをしてもらっていたのです

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なんか楽器とか書いてありますがとってもちゃんとしたヒーリングですよ(フォロー)
人によって唱える言葉とかが違うそうです

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以前「契約」にも書きましたが、
camphoreriproject.hatenablog.com

このヒーリングの数日前にある方の口から八大龍王という言葉が出て、そこで初めて八大龍王ってのがいるのかーと知りました
仏教の概念なのでその時はピンと来なかったのですが、まさかヒーリングの時に八大龍王様が現れるとは・・・

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かぶせ気味に尋ねられましたね

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何の覚悟か、主語がよくわからんまま答える私・・・

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この印はこれ以降めっちゃ見る事になるのです・・・
タテの明朝体でドーンと契約という文字が出ました

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美しく描けと言われたので美しく描いてみました

「それでね、印になったんですよ」

と言った直後に、契約の話する前にこうきたもんで、びっくりしました

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個展後テレビが壊れて買ってもらえないのでこのCMが今も流れているかわかりません・・・
この後、
「これ沖津鏡か辺津鏡じゃない?」
とYさんに言われ

「印をいただきに、契約をしに神社に行かないとね」

「どこのですか?」

「今日中にわかるよ」

まじかよその後みんなでカラオケ行ったわそんで絶対今日中にわかんねーわ
と思っていたそばからサクサクサクーっと帰りの電車で

沖津鏡辺津鏡は弁財天に関係している事

八大龍王様は弁財天様をお守りする神様

という事が判明し、23時くらいには

宗像大社に行きます」

とYさんにラインをしていました

宗像大社は三つお宮があり(もっとも一番奥のタゴリ姫様のお宮のある沖の島は世界遺産に登録され入島禁止ですが)、それのどこに行くとは言っていないのに

「フェリーで宗像大島に渡りなさい」

と私がお参りしようとしていた宗像大島多岐都姫のお宮の事をYさんがピンポイントで言ってきて、

やっぱりこの人タダモノじゃないなと思いました

というか会うと三回くらいタダモノじゃないなと思います

そして私マネージャーかな?

というくらいなんか袋開けたりお菓子を深夜に食べるのをやめさせたりお世話します


こんな感じでゆるくブログに漫画載せて行きますー

デジタル化しようとしたけれど、とりあえず今は無理でしたっ

個展:山楠えりのできるまで

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2月5日〜9日

吉祥寺エスカリエセーにて個展します

私が個展・・・
本人が一番びっくりしています

絵だけだと場持ちしないので

文章も書いて本人解説します・・・笑

果たしてできるのか

できるまでができるのか

応援してくださいませ・・・

【2月1日追記】
一応、一応作品じわじわ出来てます…




けど絵より文より漫画が一番伝えやすいのでは⁈という考えに至り、文より漫画の方が多くなりました

2月8日17時から、やすおさんによる私の絵のオークションを致しますので是非お越し下さい
Facebookライブ配信予定)

【2月4日追記】
一応絵は設置し終えましたー(増える可能性大)



あとは写真と文と漫画を追加します

期間中は天才だろこの人…と密かに思ってるチヅルさんによるできるまで展にちなんだカフェメニュー出ます
たーのーしーみー

漫画読んでにやにやしてくれたら嬉しいです
全部手描きです…手作り感満載でございます

【2月5日追記】
絵、増えました


カフェメニューは長いもの…というチヅルさんの天才的な発想により汁なし黒胡麻坦々麺でございます

途中から汁ありに

今日はガールズトークで盛り上がりました
まだまだ改良を加える所存です


【2月7日追記】
昨日は沢山の方々にお越しいただいて嬉しい日となりました
冷やし飴の様な味がするジンジャージャスミンシロップの白玉

明日はいよいよオークションです

【2月9日追記】
オークションにてこちらと

こちらの絵が落札されました

発作的に今日オーナメントつくりたい!という事で光にかざすと綺麗な真鍮とガラスの六角形オーナメント、を作品に仲間入りさせました


アルコールインクを使ってます

沢山お祝いのお花やギフトが届き胸がいっぱいになりました
ありがとうございます




今日が最終日です
ギリギリまで展示します

八月の宮島・後編 子ども

弥山の御山神社

弥山は弘法大師の修行の場となった事から霊場の須美仙山にちなみ弥山になったという



弥山の頂上にある御山神社は厳島神社の奥宮で、宗像三女神をお祀りしているという

今でも弘法大師護摩焚きをした時の炎を消さずに守られ続けているという霊火堂に寄り、歩いて弥山を皆んなで登った



途中で腕にカナブンが止まった

暑さと疲労で汗が沢山出たけれど、宗像大島の辺りから

疲労困憊で肉体をいじめた後の奥宮or聖地ではかなりアンテナが立つ」

という事を学んでいた

しかし期待や目論見は何かを受信する時に妨げになる

実際はそんな事考えられないくらいぜーぜーしながら弥山を登った

なんとかして全員御山神社に着くと、赤い綺麗なお社が三つあった

どれも同じ大きさで作られている

御山神社の由来はある日紅の帆をかけた船に乗った三人の女性が厳島神社に来たという
よく見たらそれは船ではなく、ガラスで出来た壺だったらしい

彼女達はこの地に彼女達をお祀りする神社を建ててくれとお願いしたらしい

私の知る限り、宗像三女神が揃って登場するのは、誕生の時の「誓(うけい)」の話以来なのではないだろうか・・・

しかしこの伝承も沢山の説があって、定かではない


金色の目

Yさんは皆んなに祝詞を奏上するようにと促して皆んなで祝詞を上げた
その時お社にずっとカラスがいた

後から知ったのだけれど、神社を創建するに辺り鳥が重要な鍵を握るようだ

祝詞を上げている最中、突然目の前にまん丸の黒い穴が二つ、現れた


なんだこりゃ・・・


鼻??


小さくて低くて丸い鼻だった


えっちょっと待って宗像三女神だよね??

前回宗像大社中津宮を参拝した時見えた神様はスッとしたチェ・ジウさん似のアジアン美女

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沖の島を海から眺めた時は日本人離れした外国人風の美女

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市杵島姫がお祀りされていると言われる、陸地にある辺津宮では見えなかったけれど、女性らしい社交的なふわふわっとした感じはあった


この鼻はまるで小さな子どもの様な鼻ではないか・・・


と思っていたら少し画面が引いた




鼻を覆う様に白い女の人の手が三つ視えた





やはり先ほどのは小さな子ども、五歳くらいの女の子の鼻だった


女の子の右目、左目、口を覆っている手は、女の子より年上の手にみえた



その時、すっと女の子の右目を覆っている手がおでこ側にズレた


女の子の目がゆっくり開いて、私の方を見た





その目は金色だった




目が合った瞬間に、

左目、潰されている

と思った


三本の手の持ち主達も耳や喉を潰されている様に感じた
女の子は尼削ぎと呼ばれるおかっぱ頭で黒くてまっすぐな髪を持ち、左側に紅い組紐の髪飾りをつけていた


その時この三人は何者なのかというイメージが頭に入ってきた

田心姫
多岐都姫
市杵島姫
世襲制度である

名前も襲名し、三人一組で巫女として神に仕える

子どもの頃から三人とも体の一部を不自由にされる
そうする事で生じる霊力を用いて神降しをし、神託を下ろす

この時代(私が今見ている三人)は一番年下である市杵島姫が三人の中で一番霊力が強かった
残る二人は市杵島姫と呼ばれる女の子の補佐として三人で行動した


ええええ・・・
そうなんですか・・・
だから厳島神社は、市杵島姫がメインなんですか・・・

あくまで私が視えたイメージだし、三人一組でそれぞれ体のどこかを不自由にするとか、目下調べ中だけれどまだそういった文献はお目にかかった事がない


しかしあの金色の目は強烈な印象であり、私は私の視えたものを信じている

放心状態と疲労困憊のまま東京に戻った


暑い夏だった

八月の宮島・前編 子ども

なぜ宮島

先輩霊能者Yさんが山口宇部でイベントをして、翌日安芸宮島に移動して一泊すると言うリトリートがあった
私は直前まで行くのを迷っていた

家族が日本に帰って来ているし、さすがにあちこち行きすぎて夫からのアタリがキツかったからだ

けれどなんだか家族も忙しく、山口のAちゃんも参加すると言うのでなんとなく私も参加する事になった

いつもなんとなくで決めている・・・

暑い宮島

宮島へはフェリーで行く
JRのと宮島大汽船と言うのと二つある





セドナ以降色々なところに出かける様になったけれど、それ以前は思い切りインドア派で旅行もいわゆる観光地ばかりだったので毎回宮島=厳島なのかーとか広島なのかーと言う基本的な所にいちいち新鮮に驚く

下調べもほとんどしない

先入観とか先に勉強してしまった知識が感覚を鈍らせる気がするからだ

とりあえず待ち合わせの時間、交通手段をチェックしたぐらいで出かけた

フェリー乗り場で待ち合わせをして、皆んなを待った
今回は女性陣6人&Yさんという大所帯だった

宮島に着くと宿に荷物を置いてすぐに厳島神社に参拝する事になった
宮島は沢山の外国人観光客がいて、写真映えする鳥居を皆んな撮りたいのだなと思った

道路がほとんど砂道なので、八月の強烈な太陽光で熱されてとても暑かった


宗像三女神

Yさんが神社の参拝の仕方を説明しながら鳥居をくぐった

そこかしこに鹿がいた

神社の由来書きを見るとご祀神が




市杵島姫
田心姫
多岐都姫

とある

宗像大社

田心姫
多岐都姫
市杵島姫

の順だ
長女、次女、三女の順だと言われている


この順番でお祀りされている事が多い印象だけれど、どうして宮島厳島神社は市杵島姫がメインなのかなーと思った


厳島神社はとにかくすごい人だった
神職の方が参拝客の方に神社の謂れを説明なさっていた








美しい朱塗りの回廊は見事で、こんな美しい建築物を16世紀の技術で造った先人はすごいなーと思いながら歩いた
大鳥居に続く正面はすこーんと何かが通っていた

すごく良いもの
神聖なもの
人が神様と呼ぶもの

大きくてまっすぐで清々しかった

なんとなく龍神様が悠々と旋回している気がして、
小声で龍神祝詞を唱えた

ものすごい日差しだったけれど、とにかく唱えた

唱え終えて回廊の出口まで行くと、大願寺というお寺があった
Yさん率いる私達一行は門をくぐった

入り口の近くに龍神様を祀るお社があったのでよくお参りをした


大願寺のお堂には沢山の仏像様がお祀りされていて、手前にお名前が書かれた提灯が下がっていた



薄暗いお堂の奥にある仏像様達・・・

その薄暗い空中に文字が浮かんだ



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なんとか、子?

真ん中のリみたいなのはなんとなくわかるけど難しくてよくわかんない・・・

そういうお名前の神仏がいらっしゃるのかな・・・?

と似た様なお名前があるか提灯を一つ一つ見てまわった

子、は絶対ついてる感じなので子で探すぞと意気込みつつ探したけれど、なかった

なんだろう・・・まあ良いか

と後ろ側にある大きい不動明王様にお参りした


すごく大きい不動明王像で立派だった
(写真撮影禁止だったので写真はないです)

手を合わせていると、また文字が浮かんできた


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やっぱり下に子がつく

さっきよりなんか簡単な文字が上にきてるなあ

弁?


弁子って何???


とりあえず移動するみたいなので先ほどのお堂がわにいるYさん達と合流しようと思いくるっとお堂がわに体の向きを変えた

ら、

目の前にお堂の正式名?が木札でかけてあった









これだ・・・




この字ださっきの字・・・



の難しい字で、弁財天様の辨だ


という事は、弁財天様の子という意味??

不動明王様は漢字が読めなかった私に今の「弁」の字をわかりやすく示してくださったのだろうか・・・


とにかくよくわかんないまま大願寺を後にした

夏休み・八月の帰郷

一泊の帰郷、菩提寺産土神

私の父は私の娘が彼氏を連れて来るのを楽しみにしていた



昼過ぎに着いた私は娘と彼氏を動員してお墓参りに行った

菩提寺は小さい頃住んでいた家と近かった
お寺の女の子と仲が良かったので5歳〜7歳までほぼ毎日お寺で遊んだ

「懐かしい。お寺の縁の下にタイムカプセル埋めた」
「あそこの本堂に続く階段で白い着物着た顔に刺青した人見たよ」

とか独り言の様に娘と娘彼氏に話しかけながらお墓参りを終えた

「ここから歩いていける距離に、神社があるから行こう」
「ああ懐かしいこの木造りの家・・・夕方通ると必ず日本酒を使った煮物の匂いがしたよ」
「この家でお葬式があって、初めて死んだ人見た」
と話してる1分ぐらいの間に、小さい神社に着く





神社の横にある家で育った
台所からはお宮が見えた
用水を隔ててすぐにお宮だった

小さい頃はお宮で遊んでからお寺に遊びに行くという、小さい頃の方が熱心に毎日言ってたじゃんという生活をしていた

記憶の中にある神社の鳥居は高いけれど、大人になってから行くととても低かった

懐かしい!
を連呼する私と温度差のある若者二人という取り合わせで片田舎の古ぼけた神社にお参りする

ご祭神は天押雲命武甕槌神
水の神様と雷、武力の神様だ

お社の上に黒い、妙齢の龍がいる様に見えた


お久しぶりです
横の家に住んでいた者です
今日はここにまた来る事が出来て嬉しいです
ありがとうございます

とお参りした
低い声で

「お前か」

と言われた気がした

なんとなく、弱ってる感じだった

お社は蜘蛛の巣がすごく張っていてせっかくの見事な龍の彫刻が凄みと荒廃ぶりを増していた

「これ見て怖い」

と娘が言った

見てみると、しゃちほこらしきものが破損してお社の回廊に置かれていた


しかしこんな大きいしゃちほこがお宮の屋根にあった記憶はない

不思議だなーと思っているとまた娘と彼氏のPが騒ぎ始めた

お社の土台のコンクリの隙間から小さなアマガエルがぴょこぴょこ頭を出していた



Pにカエルを手に載せさせ写真を撮った

懐かしい

秋になると銀杏の葉が黄色になってその根本で祖母が内職をしていた(銀杏の木は根本から斬られていた)
夏休みにはラジオ体操で朝早くみんながお宮に集まっていた
中学生まで帰省してここに来られていた
ブランコの鎖をカスタムして誰が一番スピード出せるか競った(ブランコは無くなっていた)
神社の縁の下に隠れたり杉の木に隠れたりしてかくれんぼした
雲梯を手の皮が剥けるまでした(雲梯も無くなっていた)
お祭りの時には扉が開いて、中には鏡があり、その前で祖母と踊った

思い出がこの神社と密接に関係している
私は小さい頃からこのお宮の恩恵を存分に受けて来たんだなと思うとありがたく思った

もう一度お礼を言った

弥彦神社

次の日は父のお店(お寿司屋さんです)が定休日だったので、父と父の奥さん(父、再婚しています)と弥彦神社に行った
とても暑い日だった
弥彦神社に行くよと言うと弟や弟の奥さん(新婚さんです)は神様女の人だよねーと確認して来た
え、男神だよと私と父が反論した

調べてみたら天香山命と言う男神だった

父は
「昔は弥彦詣でに行くと男達が集ってお参りに行ったんさ。お参りの帰りに芸者遊びをするのに奥さんが一緒に来ちゃ遊べねっけ、弥彦の神様は女の人らっけ、嫉妬するっけついてくんなやゆうて言い訳に使たんさ」
と説明してくれた
なるほど・・・
父は色んな事を知ってる

弥彦神社は森の中に御拝殿がありすごく気持ちの良い神社だった




やはり男性的な雰囲気が漂っていた

社務所でお社の説明書きを見ていたら、摂社に祓戸神社があるのを見つけた
祓戸神社でお祀りしているのは、大祓の祝詞に登場する神々

なんとなく宗方三女神と通ずるものがあるので、祓戸神社に行ってみたくなった
父と父の奥さんも協力してくれて、人に尋ねて歩いて探した

弥彦の鳥居を出たはす向かいに祓戸神社はあった




古い感じで、聖域な雰囲気がしてとても良かった
奥に長い神社だった

お社には私一人だけで行った

手を合わせていたら、

「後ろに回れ」

と頭の中で声がした

なんだろう、蛇とかいないかなあ、とこわごわ後ろに回ろうとしたら、石で出来てる苔むした祠があった



恐らくこれが本来の祓戸神社だったのだろう
正面から見えるお社も相当古いけれど、石の祠はさらに古そうだった

教えて頂いてありがとうございます
と頭を下げた



こうして家族と過ごす短い夏休みは終わった

皆んな幸せそうで、元気そうで良かった
そして皆んな私のこの突然の開花を否定する事なく貶す事なく理解を示してくれたのがありがたかった

七月のイスラエル まとめ 類似と相違

イスラエル・・・ユダヤ教の文化

適当な理由で行った旅だったけれど、実際に聖書に出てくる場所を見たり触れたり出来るのは感慨深かった




あの後エルサレムのホテルをチェックアウトして、家族の彼氏のおじいちゃんの家(ややこしい)にお世話になった



金曜と土曜は休息日なので、必ず親族が集まりシャバットディナーをする

この国は七割がユダヤ教、三割弱がイスラム教、残りがキリスト教なのだそうだ


おじいちゃんはヘブライ語しか話せない

二人きりにされてどうしよう? と思ったけれど、グーグルの翻訳機能とジェスチャーでなんとかお話をした
お話をしたら、にこにこしながら一生懸命お話してくれて一気に仲良しになれた

おじいちゃんは80代で、小さな頃にお母さんを亡くして二十代で結婚をしていた
休息日だけ特別にウイスキーを飲むのだそう

おじいちゃん可愛い

おじいちゃん好き

おじいちゃんは自分の今までの半世紀をパソコンで文章化していた
え、読みたいと思ったけれど、すべてヘブライ語だった




シャバットの時のお祈りはみんなで立ってパンと塩が置かれたテーブルを囲み、年長者がお祈りをする

合いの手で「アーメン」と他の人が言う

お祈りが終わると年長者が塩をつけたパンをちぎりみんなに手渡す


תּוֹרָהそれから「シャバットシャローム」と言いながら隣にいる人の頬にキスをする(真似だけで大丈夫らしい)


シャバットの為のディナーはおじいちゃんがほぼ一人で用意していた

夕方から続々と集まる親族・・・

孫の彼氏、孫の彼女なんかもいる

みんな手伝わずにいる

手伝いましょうか? と声をかけるも良いから良いから!! 座ってなさい

と言われる

ほどなくしてディナーの用意ができてみんなで庭で食べる


隣のお家の庭からも声が聞こえる

これは子供達はグレにくいのでは・・・という様な家族を大事にする毎週の行事だった


メニューはグラタンぽいもの、牛タンをなんかしたもの、シュレッツェル、サラダ、フレンチフライしか食せない孫の彼氏の為にフレンチフライなどがあった

シュレッツェル(チキンのカツレツ)はイスラエルではポピュラーな料理らしくて、至るところで見かけた


ワインをみんなで飲んでとても楽しいディナーだった

その後おじいちゃんはエプロンを着けてお皿洗いをしていた
可愛い・・・

手伝いを申し出るがまたもや断られる

息子であるおっちゃんがおじいちゃんを手伝い、二人並んでエプロン着けていた

可愛い・・・

毎週これするのすごいなあやっぱ子供ぐれないんじゃないか・・・と思いつつみんなでなぜかライオンキングを観に行った

英語の音声ヘブライ語の字幕のライオンキング

映画館は賑わっていた

嘆きの壁を見に行き、正統派ユダヤの人は630もの戒律を守っていると教わった
戒律守りすぎて仕事をする事が難しいので、国が彼らを保護し、彼らの奥さんが働きに出るそうな


2018年に流石に国の財政を圧迫していると言う事で、保護はなくなったらしいのだが、急に今日から働けと言われても土台無理な話らしく、いまだに国が彼らを守っているらしい

彼らの奥さんは剃毛し、頭にスカーフを巻いている
もしくはカツラなのだそうだ
頭髪は他の男性を誘惑してしまうものとして、既婚者はもう必要ないものとして髪の毛を剃るらしい

すごいね・・・

ユダヤ教にはトーラーと呼ばれる巻紙の様な形の「律法」とタルムードと呼ばれる生活をしていく上での「教え」がある


タルムードは何巻もあって、病気にならない過ごし方とか冠婚葬祭の時はこうしなさいとか書いてあるらしい

色々大変そうである

ユダヤ人は常にグレーゾーン」

と家族の恋人のPが車を運転しながら言っていたが、言い得て妙だなと思った

賢く強く団結力と行動力がある


嘆きの壁に行く前に手を清めるお手水があったり、シャバットで清めの意味の塩を使ったり、嘆きの壁にお願い事書いておみくじとか絵馬みたいに壁の隙間に挟んで願掛けしたり、なんとなく日本の神道と類似する部分があるなーと感じた←この時は

火葬はしないとか、そこら辺は違うなーと感じた←この時は


イスラエルのこの旅が、まさか後々の沖縄旅行とつながるなんて予想だにしていなかったのだけれど、

つながっちゃって本人が一番びっくりである


リアルタイムとの時差をなるべく縮めたいので、沖縄のとこまで一気に書きたいので皆さん生暖かく見守ってほしいです・・・

七月のイスラエル 四日目 後編 類似と相違

イスラエル博物館

その後私達はイスラエル博物館
https://ja.wikipedia.org/wiki/イスラエル博物館
に行った

人がそんなにいなくて綺麗で広くてなかなか良かった

マサダ要塞の、失われた遺体についての記述を発見した


エジプトから出土されたお棺とか、私が二見で見た様な下半身が蛇っぽい女の人のタペストリーとか自分の見たいものを時間をかけてSさんが解説してくれた



よく視える文字、これ? とか言って早く写真撮らないと画面切り替わるよーとか半分ふざけながら数種類の文字が表示されたパネルの写真を撮ったりした

出口に近づいた辺りのキリスト教系のコーナーをぼんやり歩きながら見ていたら、

あっ

と足が止まった








これ・・・
さっき万国民教会で見たあのマーク・・・







「Sさん、Sさん・・・あれ・・・なんですか? なんの意味?」

私が指差したものを見たSさんはさっと顔色が変わった

Sさんもきっとさっきのあのマークと同じだと思っているはずだ


「待って調べる」

と険しい顔で調べ始めた

長年のガイド経験で培った膨大な知識と三つの宗教を網羅しているSさんのプライドにかけても、知らないという一言で済ましたくない様だった

プロフェッショナルだなあ・・・

と人ごとの様に私はそのコーナーで他のものを見てSさんを待った

その辺りはビザンチン様式のものを集めたコーナーだった



「わかった」

「えっ」

まさかそんなに早く判明すると思っていなかったのでびっくりした


「chi ro だよ」
「???なんですかそれ」

「初期十字架だよ。今の十字架が一般的になる前の十字架。モビールの様に吊り下げた時に左右対称になる様になっている」

あとから調べたら、

chiとroはギリシャでchristos、すなわちキリストを表す


chiはギリシャ語でX、rhoは英字アルファベットでPに似ている事から、XとPを掛け合わせたchi ro十字架が生まれた


4世紀からのビザンチン様式の時にこのchi ro十字架は生まれたらしい





とこの辺りはホテルの部屋で調べたのだけれど、

XとP・・・

万国民教会で見たあれだ

調べているうちにこれが目に入った





xとpとlとoに似たギリシャ文字

pilaだかpetroなのではと英字だと思っていたけれど、ギリシャ文字が見えていたのか・・・

ギリシャ語で救世主という意味だ


彼はやはり救世主だったのかな

少なくともあそこに祈りを捧げに来る人達の心の中ではそう思われている

だから何も知らない異教徒の私が行っても、彼こそは救世主だという想念がビジュアル化したのではないだろうか

ミルクグロット教会

ミルクグロット=母乳の洞穴

不思議な名前だ
ここは私が行きたいとSさんにお願いした



マリア様の母乳が数滴洞穴の赤岩に溢れたら、ここの洞穴だけ白く色が変化したという

「俺もここの教会好きよ。雰囲気良いよね」

Sさんの言葉通り当時のままの美しい街並みにあるその教会は可愛らしくて綺麗だった


中に入るとすぐ前方に洞穴があった

聖母子の絵が飾ってあった


きた


マリア様のイメージが唐突にやってきた




わかっ・・・・・

そばにいてくれているSさんにすかさず尋ねる

「マリア様ってキリスト産んだ当時何歳なんですか・・・?随分若くみえるのですが」

「当時14、5歳。いってても16歳くらいだよ」

即答である

「ですよね・・・すんごく若い女の子です。目がまん丸で口が薄くてキュッと口角上がっていて可愛い。彼女には天使がビジュアルで見えているわけではなくて電気信号の様な、電気ショックの様な、ビリビリとした感じのテレパシーで彼女に色々とメッセージ伝えていたみたいです。彼女はトランス状態になっていたはず。何が何だかわからないままビリビリの中メッセージを受け取り、ビリビリが去ると天使様がいらしたに違いない、と夫婦で話し合ってる様子が伝わってきます」

やがて修道女のみで構成されるミサが始まり、私達は邪魔をしない様に椅子に集められた






静かで秘めやかで、美しい教会だった

修道女様達も去り、人も去り、私とSさんだけが残ってまた洞穴の辺りを眺めていた

ヘロデ王の幼児虐殺があり、この洞穴にマリアとキリストは身を潜めていた事やエジプトに逃げろという天使の知らせで驚いたマリアが授乳中に母乳を垂らした事等を話している時だった


フッ


と電気が消えた

3回目の停電だった

「ほらね。その通りだよって事なんじゃない?」

とSさんは全く驚かずに冗談とも本気ともつかない事を言い、私はもはや驚かんぞ、という決意とともに

「そうですね」

と答えた