実録霊性開花日記

e-mail camphor.eri.project@gmail.com 山楠えり 2018年7月にセドナに一人旅をして何かが開花して帰国

開花・ゼロ セドナ二日目

焼き鳥屋さんがちらつく

セドナ初日の夜、寝る間際に近所の馴染みの焼き鳥屋さんのイメージと店主さんの顔がちらついていた
店主さんと奥さんとの間にお子さんが授かり、確か出産予定日が七月だったはずだ
もしかして生まれたのかな?
と思った

ツアー

観光地に来たので一応一日だけホースシューベントとアンテロープキャニオンのツアーを申し込んだ
というのも、私が好きなyoutuberのバイリンガルちかさんの著書でホースシューベントが紹介されていたからというミーハーな理由だった
娘の留学先の手続きなどで自分の一人旅のためのリサーチは後回しになっていたので、ここは聖地として一部の人に崇められているらしい、くらいの知識しかなかった

ツアーは早朝バスが迎えに来ることになっていた
バスに乗り込んだら、全員外国人だった
乗り込んだ時は朝日が差し込むバスの中でまた焼き鳥屋さんの店主さんの顔が浮かんだ
これは絶対生まれているなー
ツアー終わったら夫に様子見に焼き鳥屋さんに寄ってみてとラインしよう、と考えていた
バスの一行はなぜか途中下車されて円陣組むぞーとハリキリ運転手さんの発案で円陣を組み、その後なぜか自己紹介タイムになった
こういう事した事ないから正直めっちゃ恥ずかしかったのと、朝早かったのでもう英語を聴き取るのに必死だった
とにかくバスは目的地のホースシューベントに向かった

ホースシューベントの駐車場に着いたら、11時にこのバスまで戻って来る事! とハリキリ運転手さんに言われてiphoneで時間確認したらあと数十分しかなかった
そんな短時間で?? 
と焦っていたら、隣に親切にも座ってくれた中国人マダムのiphoneは一時間早かった
彼女の時計と私の時計差があるんだけどどうして?
とマダムはハリキリ運転手さんに聞いていた
早口すぎてどうやらこの一帯はタイムラグがあるらしい、という事しか分からなかった
後にわかるのだが実はこの一帯はアメリカ国ではなく、ナバホネイションと呼ばれる独立国家なので、アメリカとは違うから時差が生じるのだった
そうこうしているうちに私の時計もナバホネイションの時間に合わせられていて、ハリキリ運転手さんからマジで水飲まないと死んじゃうから水持っていけ! とペットボトルの水を二本持たされてホースシューベントに歩いて向かった



ホースシューベントは壮大でダイナミックな眺めだった
何せ一人なので、ひたすらに風景の写真を撮った
ひとしきり眺めてバスに戻るまでの道が、砂で出来ていて日差しも強く、信じられないくらい暑かった
極度に乾燥しているから汗をかいたそばから蒸発して行き、ハリキリ運転手さんの言葉通り死にそうになった
バスにたどり着くまでにペットボトル二本分の水を消費し、バスに着いてもう一本ペットボトルを貰った

アンテロープキャニオンに着くまでに、中国人マダムと色々とお喋りをした
彼女は旦那さんと息子さんと三人でツアーに参加していた
英語の覚束ないアジア人がオロオロしていたのを不憫に思ったのかずっと隣に座っていてくれた

アンテロープキャニオンまでは途中のガソリンスタンドでバスを降り、
ナバホの人達が運転するジープに観光客は乗り換えて移動する
ジープに乗り換えた時はハリキリ運転手さんが
「エリ、帽子飛ばされないように手でおさえてなさい!!」
とエンジン音に負けないくらいの大きな声で注意してくれた
すっかり小さい子扱いされている
実は帽子には紐付いていて飛ばされないから大丈夫ーと思って軽く頷いただけなのを、
隣に座った小さい男の子に英語が理解できないから返事しなかったのかと思われたみたいで、改めてゆっくり説明してくれた
紐・・付いているから大丈夫・・

アンテロープキャニオンの中はひんやりとしていて砂の文様が綺麗でとても良かった
長い長い年月をかけてこの形、砂の文様になったかと思うととてもロマンを感じた


ここを見つけたのがヤギが迷い込んでそれを追いかけて来たナバホの小さな女の子だったというエピソードもいい
今はその女の子の子孫がアンテロープキャニオンの運営をしている

帰りのバスでは皆無口で、私も早起きと沢山のアクティビティと英語の会話というのが重なって
うとうとした
うとうとした時に、急に映像が見えた

男の人、女の人、渦巻き

その映像はモノクロで、まるで遠い昔にあった事を伝える為に後世の人間が描いた絵画のように見えた
男の人の顔も女の人の顔も原人のような顔つきで、奥目で目から下が長く、唇が厚ぼったい感じだった
だけれど男の人の前髪は切り揃えられていて、女の人も規則的なウェーブを人工的につけた髪型をしていた
原人なのに現代的な髪型は不思議だったけれど、とりあえず見えたものは男女の顔とチョークで描いたような渦巻き模様だった

とても鮮明に見えた

女性性を大切にしなさい

ホテルの部屋に戻って目をつぶりながらシャワーを浴びていたら、急にメッセージの様なものが頭に入って来た
「女性性を大切にしなさい」
という様な内容だった
言葉ではなく感覚で急な頭に入って来た
あまりの事に目を開いた
びっくりして、シャワーをすぐに出た
実はアンテロープキャニオンに行く途中休憩の時に、生理が来た
その時私は面倒だなーと反射的に思った

アメリカに来る直前から、子宮内膜症の薬の服薬を中止していた
他の婦人病とその薬の相性が悪く、服薬中止せざるを得なかった
九年間ほど生理をその薬で止めていた

九年ぶりの生理に正直なところ面倒さを感じていた
だからシャワーの時に急に頭に入って来たメッセージはそんな自分を見透かされた様でびっくりしたのだ

夫からのラインを見たら、
「妻に陣痛が来ましたので、お店を臨時休業させていただきます。立ち会い出産頑張って来ます  店主」
という焼き鳥屋さんのドアに貼ってあるお知らせを撮った写真が添付されていた

何か、とんでもない事が起き始めてるのかな・・・・・・とぞわぞわした